~約束は海を越えて~

『タクシー運転手 ~約束は海を越えて~』 ずっと観てみたいと思っていた韓国の映画、やっと観ることができました~
1980年 5月に起きた「光州事件」 そして それを世界に伝えたドイツ人記者と、彼を事件の現場まで送り届けたタクシー運転手の 実話 を基にした映画です。
前半は運転手さんの、強かでユーモアのある性格や生活、 明るい音楽で 引き込まれますが、 頭のどこかでは、ベースにある「光州事件」へと、きっとシリアスになるはず。 あまり気を緩めすぎないようにしないと…、と思いながら。
実は肝心の「光州事件」というのが、どんなものだったのか 全く知らずに観ていたのでした。
映画ですから、きっといろいろ盛り込まれているところはあったかもしれないけれど、 軍が市民を武力で抑え込むというのは、こういうことなんだ。 怖かったし、悲しかった 今もミャンマーや他の国でも、こんなことが起こっているのかもしれない、と。
私が心に残ったのは光州の人たちでした。 こんなに厳しい現実の中にいるのに、 人を思いやる心、事実を伝えて欲しいと希望を託す姿。
そうですね、映像的には結構キツイところもあるので 誰にでもおすすめです!とは言えないですけれど。 私は観ることができて良かったと思っています。