読書感想

2024年08月28日

もう 夏休みも終わりに近づきつつあるのかな?                                  夏休みの宿題というと、読書感想文 …得意じゃなかったな~                             ちゃんと書き上げた記憶が ひとつも無いです(笑)                             

もともと本は好きで、活字が好きなんだ と思っていましたが                              修道院に来て気付いたのは、私は「お話し」が好きなんだ、と。                             だから実は聖人伝とか、ちょっと苦手なんですよね;

そんな修道院の本棚にも、数少なくではありますが                                そういう、なんだろ 小説系のものというのはありまして。                               今日はその中の最近読んだものをご紹介しようかな、と


『手のことば』 聾者の一家族の物語                                          著者:ハナ・グリーン

この方の『デボラの世界』というのを前に読んだのですが、                               すごく衝撃的だった、と覚えています                                       なんというか、自分とはずっと離れた、遠くのこと                               関係のない世界のように思っていたことが                                       実は ほんの薄い、透明な 一枚、すぐ向こう側にある。                                自分がこちら側だと思っているのは どっちなんだろうな、と。                             そんなふうに思いました。

ハナ・グリーンさんの描かれる登場人物たちは、本当にリアルなんですよね                      強くて、頑固で、うるさくて、弱くて、生きているー!て溢れ出てる                        だから、読み始めると その世界の中に放り込まれるような、そんな感じがする

この「手のことば」では、手話を使う人の世界を考えさせられた。                           「言葉」を聞いたことのない人の、本当の「ことば」                                 本のなかに出てくる、そのとき そのときの手話の違い、                                表現、感情、全部が合わさっているんだ。と                                   それは私たちの使う言葉でも同じなのにね


私たちは神さまと話す言葉を どうやって覚えてきたんだろう                           どんな「ことば」で話しているんだろう                                       私たちの、というか神さまの ほんとうのことば、                                   聞くことが、見ることが、感じることが、できているのかな・・・ 

                                     

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