聖母の七つの御悲しみ

今年はなんだか 夏から秋へが、移り変わる というよりも 一夜にして切り替わったような、そんな唐突さを感じています。 うーん、私がバタバタしていて気付かなかっただけ かもしれませんが。(笑;
そんななか、今は9月15日「悲しみの聖母」の祭日へ向けて ノヴェナの祈り(9日間の祈り)の最中です。 大切な、特別な日を より深く迎え、受けとめるための期間 ですね。
聖母の七つの御悲しみのロザリオ をご存知でしょうか? うちの修道院でも作っていますが、 けっこう知らない方もいらっしゃると思うので (私も修道院に来るまで全く知りませんでした;) 今日は少しご紹介したいと思います。
このロザリオは聖マリアが御子の御苦しみと、御死去を 共に苦しまれた悲しみを記念して、13世紀につくられた信心らしいです。
七つの珠が一連で、七連で成り立っています。 第一連 シメオンの予言 第二連 エジプトへの避難 第三連 御子の三日間の喪失 第四連 カルワリオの途上での出会い 第五連 御子の十字架 第六連 十字架より御子が降ろされる 第七連 御子の御葬り
一つひとつの珠で「アヴェマリアの祈り」を唱え、 間の一つの珠で「主の祈り」、後に 「悲しみの聖母は涙にむせび 御子の十字架のもとにたたずまれた」 と唱えます。
最後に 「ああ聖母よ、十字架に釘づけにされた御子の傷を 私たちの心に深くしるしてください」 と祈って終わります。
この前、久しぶりにお庭のピエタ像を見たとき、 そのマリア様とイエス様を見ながら、 言葉として なにもちゃんとあったりはしないのだけれど、 なにかその場に、そこに留まっていることが 祈りになっているのかな、と感じました。
そのときどきで、祈りに留まるときをみつけられたらいいな、と思います。