異なる使命を受けた ふたり。

今日は聖ペトロ 聖パウロ使徒の祭日でした。 今日のごミサの叙唱がよかったでした。 なんかこう、ギュっとよく纏まってる感じ、
聖なる父、全能永遠の神、聖ペトロ聖パウロの生涯に示された あなたの導きをたたえ、 心から感謝をささげます。 ペトロは使徒の頭として信仰を宣言し、 イスラエルの小さな群れから初代教会を造り、 パウロはキリストの神秘を説きあかし、異邦の民の使徒となりました。 異なる使命を受けた二人は、キリストのもとに人々を一つに集め、 信仰のあかしのために ともにいのちをささげました。
もうひとつ、 “ 教会の礎 ” もちょっと心にとまった言葉。 土台として、その上に教会を建てる と言われたペトロ、 すべての人を救いへと招く器とされたパウロ、
一見、2人はなんだか反対の性質をもっているようで、 どんな関係だったのかとか考えると興味が湧くけれど、
2人の使命は同じ一つのものを形作るため。 どちらがなくても成り立たない、そんなようなものだと思う。
ペトロがあらわすことができた信仰、 パウロの回心の体験の強いメッセージ性、 偉大な使徒の2人だけれど、なにか近く感じるのは 毎日のミサにほとんど出てこないことがない というのもあるけれど、 私たち一人ひとりのうちに、いろいろカタチは違えども、 同じ体験があるからなのかもしれないなぁ、と。
神さまが、この2人の使命によって造り上げられるところに、 私たちも招かれている、つながっている。とそんなふうに思います。
☆今日の画像☆ レンブラントの『賢者の対話』(聖ペトロと聖パウロの会話) 何か珍しいですよね。ちなみに手前がペトロなのだそう。