手を伸ばして

2021年07月05日

なんとなく 梅雨がもどってきては そのへんをウロウロしているような、                      もう蝉が鳴くかー…と思いながら、なかなか鳴かない。                               そんな夏本番  直前を感じる、ここ数日ですね。

今日の福音に出てくるのは、12年間も出血の止まらない女性と、たった今、娘を亡くした人。             神父さまのお話しのなかで、                                         ーどうしょうもない困難、苦しみのとき、イエスを求める。イエスの側に行く。                     ーイエスに手を伸ばす。                                                 

と。私が思い出していたのは、ちょっと前に祝日だった 聖トマスのこと。                         その日の拝領唱が印象に残っています。

“  手を伸ばして傷跡に触れ、信じない者ではなく 信じる者になりなさい  ”

トマスは何を信じなかったんだろうか                                       イエズスを? イエズスの復活を?

それとも自分だけに現れてくれなかった、ということ?                                 自分と他の弟子たちと、何が違うっていうのか、                                     私がいない時をイエズスは選んだのか?                                       私は、愛されていない のか …

トマスは苦しかったろうなぁ、と思うのです。                                  

苦しみ、疑い、問いかけ、、手を伸ばすことができたなら、                            きっと触れる。                                                  すべてが新たになる、力が流れこむ。                                     その方に、また出会うんだ、と

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