こころに響く音。
うちの修道院では、普段の食事の時は沈黙でいろんな本の朗読を聞きながらしますが、 主日や祭日の時は音楽をかけるのです。 祭日だとその日に合わせたものとか考えますが、 季節でもない主日はそういうのを考えなくて良いので、やっぱり楽しいですね。
今日は新しく頂いたCDを初聴きしました~ ヨーヨー・マさんのチェロ!ずっとちゃんと聴いてみたかったのでうれしい。 曲目はエンニオ・モリコーネさんので、映画のテーマ集でしたが、
…あ~ チェロの音ってほんと だめですよね。 いや、だめって駄目じゃないんですよ(笑) チェロの音、だけどヨーヨー・マさんの音なんですけれども。 ほんとに何なんでしょうね、、泣きそうになっちゃう …あの音には。
チェロ、いつから好きになったんだろ? 小さい頃、同じ年ごろ~もう少し上の子たちとかが弾いてるのを聞く機会とかあったけれど、 その時は特になにも思わなかった。 あの音ってスゴイ。好きだ。と感じたときも、弾きたい!とはそんなに思わなかったなぁ、、
まあ、そのとき違う楽器をやっていて、 今でこそギター弾き語りしたり、聖務で歌うことも多くなりましたが そのころは人前で声出して歌うとか、全くありえないことでしたから、 その楽器を弾く音が、わたしの感情であり、気持ちであり、表現であり、「声」であったのかなぁ、と 振り返ってみて思う。
びっくりするくらい、そのままの音がでるんですよね (笑) そう、で たぶんチェロはわたしの音では無かったんだと思う。好きだけど、すごくね。
自分のこころに響く音があるのと同じように、 自分から出る音が、誰かのこころに響くことがあるのかもしれない。 そう考えると、なんだかちょっとうれしい