弦を奏で、歌をうたう

2020年08月22日

今日の朝は外に出ると、おだやかな風が吹いていて体がスーッとしました。気持ちがよかった~。           ずいぶん少なくなった蝉もツクツクホーシの声が爽やかに聞こえました。                     夕方になると、突然のかみなり音にびっくりして ちょっと離れた一階に居たものだから、              全速 りょく… もとい、なるたけ急いで(笑;     屋上に上がりましたところ                                        まだ降り出してはなくて一安心、でした。

いま 読み中の本にちょっと前に書いたタゴールさんがでてきました。                                    またインドの修道院に居た時のことらしいです。

ミサで偉大な詩人タゴールの作詞になるという聖歌をよく歌っていました。それは                 「主よ、あなたへの賛美を奏でることができるように、                               私をあなたのリュートの一弦に加えてください。」という内容の歌でした。

あなたのリュート、神さまのリュート 。ということは弾くのは神さまかな。                    弦に触れるのは、神さまの指 だ。                                       心の琴線に触れる、という言葉もありますよね。                                ひとりひとりの心にあって、ひとりひとりの 音 をもっている。                          ゆるんだり、ちょっとキツすぎるよ、という時もあるんだろうけど…

弦を張る のは、船の帆を上げる(張る)のと同じようなものかなーと思う。                    帆を上げなきゃ、風は受けられない。                                     弦が張っていなきゃ、触っても音は出ない。                                   きつく巻きすぎれば 触るのも怖い、切れてしまいそうで… そんなイメージ。

もし全部が合わさって響くのを聞くなら、どんな音だろう?                              不協和音とか、純正和音とかで くくられるような、                                表現できるようなものじゃ無いんじゃないかな。

そういえば、初めてここのギターを開けて なんの気も無しに、                            構えもせずに ジャラン、と鳴らしたときの音は忘れられない、                         いや正確には忘れてるんだけど その 音 に「落ちた」感覚を、ね。                           

でも私にとって、ギターは歌と ひとつなんですね。                                                     ギタリストじゃないから、単体でなくて歌うために弾く。ような                         だから最初のタゴールの詩で言えば                                     「あなたの賛美を 歌うことが できるように 一弦に加えてください」という感じかな。    

あなたが  弦を奏でてください                                        あなたが奏でる音に合わせて、歌うことができるように。と

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