修道院創立 65周年

『 私は愛のために燃えて燃え尽きて 灰になってしまいたいと思います。 けれど ああ、なんと言い表したらいいのか わかりません。
私は愛で燃え上がりたい、もっと もっと、すっかり炎になってしまいたい …
私たちに近づくすべての人が、すべて炎に触れることが出来るほどに 私たちが愛に燃えていますように。そうして私たちの隣人だけでなく、 全く見知らぬ人々も、あらゆる民族、あらゆる言語、あらゆる国の人々、 一言でいえば すべて被造物が そう、すべての者が いと高き神を知り、愛しますように。』 ( 十字架の聖パウロの手紙より )
創立者、十字架の聖パウロの祭日から 今日、創立65周年のお祝いを迎え、 あらためて思い巡らすとき となったような気がします。
大体の人が、「十字架の聖パウロ」という聖人を知らずに この修道院を、御受難会を 訪れると思います。 私もそうです。修道院に入ってから この創立者である聖人を知るようになりました。
いま考えると、それはとても不思議なことだ と思うのです。 じゃあ、どうしてこの修道会に惹かれたのだろう、入りたいと思ったのだろう?
「御受難会」という、少し近づきにくい名前。 イエスの十字架、御受難とは なんなのか、そこに何を見るのか、 イエスがそれによって表したいのは、 御父の私たちへの想いは、、
十字架の聖パウロがいなければ、御受難会が創立されていなければ こうして十字架のイエスをみつめて 留まることを 知ることは無かったかもしれない…
いま私たちにも 十字架の聖パウロの炎が燃えていますように