イエスは わたしたちと…

イエスはエルサレムへ上って行く途中、 十二人の弟子だけを呼び寄せて言われた。 「今、わたしたちはエルサレムへ上って行く。 人の子は、祭司長たちや律法学者たちに引き渡される。 彼らは死刑を宣告して、異邦人に引き渡す。 人の子を侮辱し、鞭打ち、十字架につけるためである。 そして、人の子は三日目に復活する。」
今日の福音、マタイ20・17-28(の前半)
ミサの中で、神父さまが イエスは「わたしたち は」エルサレムへ上って行く。 と、言われていることを 黙想すると良いでしょう。 と言ってくださったことで、 この「わたしたち」という言葉があることに気付かされ、 本当だ、、と ちょっと驚きを感じながら 今日の福音を何度も読み返していました。
この後に福音の後半がつづくのですが、 長くなってしまうので、最初のところだけ。
そのとき、ゼベダイの息子たちの母が、 その二人の息子と一緒にイエスのところに来て、 ひれ伏し、何かを願おうとした。 イエスが、「何が望みか」と言われると、彼女は言った。 「王座にお着きになるとき、この二人の息子が、 一人はあなたの右に、もう一人は左に座れるとおっしゃってください。」
いろいろ考えながら読んでいると、 なんとなく、対比のようにも感じて。
イエスが わたしたち と行こうとしているところ。と、 わたしたちが行きたいところ。
イエスがわたしたちと行きたい、 わたしたち をつれていきたい ところは イエスが 引き渡され、侮辱され、鞭打たれ、 十字架につけられるところ。
わたしたちが行きたいのは、 王座に着くイエスのところ なのか ?