何の 音 と想う。

2020年07月03日

一昨日だったかな、祈りの時間の終わりごろ、夕方から夜になろうとしている時、       今年はじめてのヒグラシの声が、カナカナ…と大きく 一度だけ響いて、きえた。       その音の もたらす静けさは不思議です。                         たぶん、きえた瞬間に、もう待ってるんだと思う。                     もう一度、来るんじゃないか、と耳をすましている。                    ほんの一瞬 私の中の無音。                               いろいろな考えがあっという間に返ってきてしまうんだけどね。

翌日の同じ頃、遠くで 近くで ときどき鳴いているヒグラシを聞きながら、          あれはなんだったんだろうな…と思っている。                       まあ、ヒグラシは人間がどう思うかなんて これっぽっちも考えていないでしょうけど。    (だって伝えたい相手じゃないもんね、って今思ったんですが。)

本当になにかを聴くって、ああいう感じなのかもなぁ…

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