ただ 杖だけを持って

先週は、19日が十字架の聖パウロ(御受難会の創立者)の祭日で、 20日が、日本の女子御受難会の創立記念日でした。
御受難会固有の19日のミサの聖書箇所で、 …ー 旅には杖一本の他何も持たず、パンも、袋も、また帯の中に金も持たず、ー…(マルコ6 というところが読まれ、 神父さまのお話しの中では “この杖とは 十字架です” と言われていました。
十字架の聖パウロへの呼びかけによって この修道会がつくられて、 日本にも創立されてなかったら、(日本語だと、ちょっと近づきにくさを感じるんだけど;
イエスの十字架、その意味、御受難の愛、というものにも出会わなかったかもしれないな、と そんなことを考えると、素直にすごいなぁ…と思います。
イエスの十字架、御受難。 ただそれだけが この旅路の支えであり、ただそれだけを頼りとして歩んで行くことができますように。
《 十字架の聖パウロへの祈り 》
栄えある十字架の聖パウロ、 あなたはキリストの御傷の中で上智を学び、労苦の中でキリストの御血に強められ、 キリストの御受難の説教をとおして 多くの人々を回心に導き、 定めの時、キリストの貫かれた み手から永遠の生命の冠を受けるため よろこびを持って進み行かれました。
救い主の御受難をより深く知り、 より熱心に愛することができるよう、私たちのためにお祈り下さい。 アーメン