すべてのいのちを守る ための祈り
先日の教皇さまの一般謁見を読んでいると、
わたしたちの「共通の家」を搾取しないための最良の対抗策は、 「観想すること」である、と教皇は強調。
わたしたちの共通の家、被造物は、単なる「資源」ではなく、その一つひとつが独自の価値を持ち、それぞれのあり方を通して、神の無限の叡智と愛を反映している、と述べた教皇は、その価値と神の光を見出すには、沈黙し、耳を傾け、観想することが必要、と語られた。
と、観想という言葉が目に飛び込んできて、おおっ となりました。 いや、なんだかしっかりこちらに向かって話されているような気がして。(笑) すべてのいのちを守る月間も半ばになって、どうなんでしょう? 私たちの 共に暮らす家 である地球に、身近な自然に心をとめて、 立ち止まって 見つめて、思いめぐらすことができるように、 いっしょに祈ってゆけたらいいですね。
たぶんそれぞれの教会で祈りのカードとかお持ちと思いますが、 ご存知ない方も、いっしょに祈れればと思いましたので…
今日の画像はアースデー50周年のバチカンの記念切手だそうです。キレイですね~
すべてのいのちを守るためのキリスト者の祈り
宇宙万物の造り主である神よ、
あなたはお造りになったすべてのものを
ご自分の優しさで包んでくださいます。
わたしたちが傷つけてしまった地球と、
この世界で見捨てられ、忘れ去られた人々の叫びに
気づくことができるよう、
一人ひとりの心を照らしてください。
無関心を遠ざけ、
貧しい人や弱い人を支え、
ともに暮らす家である地球を大切にできるよう、
わたしたちの役割を示してください。
すべてのいのちを守るため、
よりよい未来をひらくために、
聖霊の力と光でわたしたちをとらえ、
あなたの愛の道具として遣わしてください。
すべての被造物とともに
あなたを賛美することができますように。
わたしたちの主イエス・キリストによって。
アーメン。
(2020年5月8日 日本カトリック司教協議会認可)